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2008.4.17 経済力とは

昨日まで 香港を経由し工場に入っていました。
貿易をしているコンテナ船が見える橋の上での撮影です。
報道等によると 中国の経済発展はこの08年1月~3月まで
又も10%程度の成長をしており めざましい物を見て取れます。
それに伴い 原材料が逼迫しており 物価も急騰しています。
【以下小職所見】
しかしながら 所得は同程度伸びているとは言えず
他国をみても同じだが庶民は 経済発展の恵みを享受
出来ていないように感じる。
往路の飛行機の中で 香港在住のフランス人シェフと
一緒になって 意見交換をいろいろした。
彼の意見によると 金余りは恐ろしく 各国のGNP合計であるGWP
は 各国の発行済み紙幣の5分の1しかなく、
資源の単価が2倍程度になるまで
インフレの波は収まらないと言うのだ。
確かにメジャーと呼ばれる巨大資本に利益が集中し 
彼らの手元にある流動資金は巨額だ。
それを果たして経済力と呼べるのであろうか?
元来紙幣制度とは 物々交換が難しいので 間に紙幣と言う物を介在させ
交易をスムーズにさせる為に出来た物なのに 金が余っているので
その金で 資源を買おうと言う流れがおかしいのでは無いだろうか?
それらの結果物価は上がり所得が伸びない スタグフレーション 現象は
後者の金余りの人たちが自己の利益の為だけを考えての問題行動であり
やはり何らかの規制が必要かと思われる。
国際的な規制を掛けて取り締まり 本来あるべき競争状況には
戻らないのだろうか?