パピルス・リポート
2012.8.21
脱原発に向かうであろう訳
今週号のダイヤモンドで 野口先生が下記の指摘をされている。
「国家戦略会議が日本再生の戦略を提示している」
「戦略の趣旨は解るが この計画が実現すれば電力消費は減り
自動的に脱原発になるのではないか?」
と指摘されている。
では政府の戦略とはであるが
★グリーンエネルギー(革新的エネルギー・環境社会の実現)で140万人
★医療・福祉で284万人
★観光で56万人
雇用を増やす計画を立てている。合計すると480万人の増である。
しかし実際は労働人口が減り 上記の新戦略産業へ就業する人数を
人口減に伴う削減された労働人口から差し引くと 製造業就労数は
恐ろしく減ると言うのだ。
製造業就労数が減ると言う事は 電力消費が少なくなり結果脱原発は
皮肉にも 達成しやすくなると言うのである。
東京電力の場合は出力の66%は産業用として使用されている訳で
製造業が大半を使用していると思われる。
私は 日本人が他国に見ない努力を節電に掛け
知恵のかたまりの製造業が生まれ 脱原発が完成する事を
社会全体として取り組むべきだと思う。