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2011.12.6 成熟していない議論がもたらす悲劇

昨今の貿易統計を見ていると 火力発電所向け資源の輸入から
貿易赤字が定着していく事が解かる。
資源が無いこの国は やはり 貿易黒字であり経常黒字国で有りたい。

今週号の週刊ダイヤモンドで 櫻井よしこさんが 原発のフィルター付きベント設備に
ついて 言及している。
最新型の原子力発電所には ベントを行っても殆ど放射能を除去してしまう
タイプのフィルターが着いている物があり 
福島にも導入検討されたと言うのだ。
結局
「原発は絶対安全なのだから ベントはしない。」
「しないので フィルター付きベント設備は 不要」
 
という議論に落ち着いたと言うのだ。
鑑みて 来夏も節電モードで経済がまわり 火力発電所向け資源を世界から
買い込み 経常赤字国への坂を下る事が 本当に正しいのか?
今後も元気な日本で有るためには 何が大事で何を進めないといけないのか?
議論の方向性を間違うと 福島で起きなくて良かった 水素爆発はこの様にして
起きる。
孫子の代まで 元気なこの国で有りたいと思う。