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2011.1.20 デフレの正体

恐ろしく当たっているだろうと
思うマクロ経済の本に出会った。
デフレの正体 経済は人口の波で動く」 (著者 藻谷 浩介)
詳しくは 買って頂きご覧いただきたいが
著者がこの本のなかで言っている事は 
『経済を動かしているのは、景気の波では無くて人口の波、
つまり生産年齢人口=現役世代の数の増減だ』
と言う事を書かれている。
以下抜粋*******
平成07年頃 8716万人いた 生産年齢人口(15歳から65歳まで)が
平成28年に 7681万人になり
平成38年に 7096万人になります。
今から 30年後は5年前の生産人口の3割減である。
経済も現役世代の数の増減に合わせて動く。
********
総人口の話は良く聞きますが 生産年齢人口
で 経済の波を証明しているのです。
つまり 打ち手は下記の様だと 結んでいる。
打ち手抜粋*****
A:高齢裕福層から現役世代への冨の移動 その推進
B:日本は女性の働き手を多くし 経営層も女性から出す
C:海外からの短期移住や 観光に軸足を置いた政治
→その中でも観光は大きく 観光売上が1兆円有ると
GDPは間接波及し2.3兆円程度上がると有ります。
******
個人的には納得するしかない 膨大な資料とその内容を
読む内に 本当に日本病は大変だと考えます。
団塊の世代という人口波動の大きな波は 戦後の経済の根幹を
支え そして リタイアとともに国も元の状態に戻ると言う事を
言っています。
この本は 菅総理も読まれており 国の大きな政策に結実する事を
願って止みません。
難しいが 頑張れ 日本!!