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2010.9.6 日本に二番底はくるか?

どうやら4-6月期のGDPは改訂され
速報値の0.4%よりは 良い数字になると思われる。
しかし 今後は経済活動を下押しする要因が顕在化
してくる。理由は下記の数点である。
1:貿易収支は 09年1月のボトムの 3.8超円から
  10年3月に6兆円と回復はしたが 5月には5.3兆円
  とピークアウトしている。
2:乗用車の購入支援策が9月に終了した後の
  落ち込みは相当なものだろう。
3:円高はこの後も続き 輸出関連はまだ辛酸を舐めるだろう。
  GDPに円高が反映されてくるのはこの後である。
つまり 循環的な景気の山は過ぎたのである。
信じられないが 数字を見ると その様にしか読めない。
日本経済は大きな手術が必要だったのに 場当たり的な政策を
続けてきた。
そろそろ限界であり 今後同じ手法の場当たり的な政策は難しい。
1990年後半からのつけが回ってきたのである。
これ以上日本国経済の体力の衰退を放置するのであろうか?
その時 二番底が来る。