パピルス・リポート
2010.6.28
法人税減税の本当の意味
菅内閣は増税路線を明確に
してきている。
そんな中 法人税減税の話が
出てきている。
会社を運営する小職にとっては
有りがたい 検討だと思っている。
しかし 少し考えてみると 日本は天引きで
社会保険等が 法人税課税前に支払いが出来る特権を持っている。
健康保険や雇用保険そして年金等であるが
海外では個人は手取りから自己申告で
申告し支払いを済ませ その結果公的サービスを受ける。
ある意味この国は 年金未払いなどと騒いでいるが
他の国と大きく異なり 基本は社会保障制度が
きっちりしているのである。
米国でもオバマがあれだけ騒いで 国民皆保険制度を作ろうと
している。
であれば 法人税率引き下げには何を期待すべきなのか?
あくまでも 海外脱出企業防止ではなく 外国企業の
誘致が目的だろう。
しかしそこまで考えての政策だろうか?
政策が出てきてその政策を正面から見ないのは
小職が年を取ったせいか?
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