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2010.3.19 基地問題でのメディアの功罪

鳩山総理は日米同盟を対等の立場と言い切る。
ならば 自分の手で自国を守る事を
考えないと いけないと私は考える。
米国は 喜んで基地問題や 日米安保から
手を引くという選択肢も意外に早く来るかもしれない。

基地問題は 基本的には国防問題である。
国が決める事であり 世論は聞かない訳には
行かないだろうが 現政権は余りにも支離滅裂だ。

「同盟が消える日 米国発衝撃報告」(谷口智彦訳 ウェッジ)
という本が出ている。パラパラと読んだが
著者は 米国陸軍退役将校のマイケル・フィネガン氏

この本の中で フィネガン氏は「日米同盟は唯一の選択肢では無い」
とはっきり断言している。
米国としては世界の安全保障の履行の為 日米安保が有り
その上で 基地問題が有ると考えるのが妥当だろう。
日本の代役が韓国になることも十分考えられるだろう。
その時 騒いでも遅い。日本の立場の欠落が始まる。

平野長官が先般現行普天間の継続安全使用をほのめかした時
日本のメディアはここぞとばかり叩いた。
今考えないといけないことは 安全保障と 基地周辺の
安全ではないのか?

森林を伐採し 海を埋め立てる事が 環境問題から
考えて 良いことだろうか?
現行の普天間を 安全に使用する方法は 本当に無いのだろうか?
平野長官は 余りにストレートに 周辺住民の移住を指摘した。
しかし実際自衛隊の小松基地の周辺では危険だからという事で
多額の税金を投入し 移住を促した。
ダムを造る際に 先祖伝来の土地から離れる事も有るだろう。
この問題の時だけ 筋が通らない話 となるのだろうか?

問題をもう一度きちんと考えなおす必要はないか?
一国の安全保障の問題だという事を再認識すべきであり
面白おかしく報道されない様にすべきだ。