パピルス・リポート
2010.3.9
円高が続きます
先週金曜日の米国の雇用統計が
思いのほか良かったというのもあり
一時ドルが買いなおされる場面が有ったが
又 90円を割ってしまった。
ただ下記の4つの要因から 中期的なドル安からは
離脱は難しいと考える。
・米国の住宅価格の下落・家計の過剰債務問題から米国の経済は鈍化
・FRBの超低金利政策は声明にも有る様に続く
・米国もまた財政赤字が止まらず回復の道筋が見えないこと
・一般教書演説で「5年間で輸出倍増」を掲げ 自国通貨安を志向していること。
但し 日本円も買われているのではないと言うことを認識すべきだ。
極端な某銀行の1ドル=50円なんていう人もいるが
ここは 90円を挟んだ取引と見るのが妥当だ。
朝の NYの情報では12日(金曜)発表の米国2月小売売上高が
指標の次の見所と指摘している。
いずれにせよ 発表になる経済数値はいつも見落とし無く
自己の判断に取り入れたい。
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