パピルス・リポート
2009.10.19
定点観測
米国の年末商戦が始まった。
例年以上の値引きで始まったと報道している。
中国製「バービー」が10ドル で中国製「レゴ」も10ドルらしい。
東アジアの各国は為替相場の自国通貨の通貨安を望んで
自国産業の保護に積極的である。
中国の人民元は矢面に立たされている。
世界中で資本取引が活発になり 商談はメールを使い
当り前の時代となった。
自国一国で何かできる時代は終わったのでないか?
大きな連携と共に生きる時代になったと感じる。
ヒマラヤのブータンには GNH(Gross National Happiness)
という概念がある。直接訳は「国民総幸福度」である。
1972年 当時の国王 ジグミ・シンゲ・ワンチェクが発案し
GDP や GNPの追求より必要と考えられた。
ブータンの1年の平均所得が 10万円である彼らのGNH
(Gross National Happiness)は何と97%である。
経済活動に合理性は必須だが 何のために働くのかを問い直さないと
おかしなことになる。
事実 リーマン破綻で解ったことは 返せない人の借財を入れた証券を
米国が世界中に販売し 結果世界経済はおかしくなった。
合理性ばかりが問われた結果である。
さて 秋空に誘われて 虫の鳴き声でも聞きにいきますか?
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