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2009.9.30 花見酒経済

落語に「花見酒経済」というのを
ご存じだろうか?
花見の客に酒を売りに行くのだが
酒は売れず 兄貴分は弟分に懐から
銭を出し 弟分に支払い 酒を買う。
その弟分は 先ほど兄貴分からもらった
銭を 兄貴分にしはらい 又酒を買い飲む。
繰り返しているうちに 酒を全部飲んでしまった。
という題目で有る。
売りもんだろうが 銭はきちんと払っているので
問題はねえだろう というのが おっちょこちょいの
2人の言い訳である。
今の日本の経済は この話のとおりで 樽に詰まった
過去の蓄えで食べているのである。
まさに 円高が進むと 樽が穴が空いてそこから酒が
こぼれるそんな感じである。
蓄えの大部分が対外純資産で有り これには利子収入があり
その額20兆円である。
下手な貿易黒字よりも大きい
それが ここへきての円高で目減りしている。
がんばれ 日本。