パピルス・リポート
2009.7.27
米国債に思う
米国債ほど不思議な物はない。
米国債を買わないと 米国経済が失速し円高局面を迎える。
では 日本国政府が 米国債を加速的に売り円に換金すれば
とんでもない円高が来る。
同じ話が 中国にもあり 現在世界一米国債をもつ中国が
短期米国債にシフトしているのだ。
その昔 橋本首相が「米国債を売りたいとの誘惑にかられた事がある」
と発言し 米国金融市場が動揺した。
そこで 中国は 人民元建ての米国債や 先ほどの短期米国債にシフトを
考え 米国債を担保に石油の売買をしようと言うのだ。
この話を考えるに どうしてお金を貸して欲しい米国の
思いのままに 市場が動かざるを得ないところに 不思議さを感じる。
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