パピルス・リポート

BLOG

  1. HOME
  2. パピルス・リポート
  3. 政府による援助は?

パピルス・リポート

2009.6.15 政府による援助は?

エコカー減税 や 家電のエコポイント等の官製販促策等の
官製販促策が 新聞紙面を賑わせている。
果たして エコカー減税や 家電のエコポイントが正しいのだろうか?
ケインズは確かに 政府が穴を掘って埋める 行為も正しいとした。
だから 官製販売策は正しい というのが 一般的な
見方であるが それらは 国境を製品が越さない
なら正しいと思う。
なぜ GMが潰れたのかを見れば よく解かるのであるが
ガソリンがぶ飲みのライトトラックは 現在も米国政府により
25%という高輸入関税で保護されているのであり 
ライトトラック1台売れば 200万の利益が出るビジネスを
GMは辞められず 小型車への舵が切れず今回の事態となった。
6月20日号の ダイヤモンドの中でも 野口悠紀夫先生
いっている通り 政治力に頼っての生き延びは 問題の
先送りでしかなく 改革の努力を弱め 問題の本質を
隠蔽されてしまう。
トヨタがGMを抜いた原因は円安であったと仮定すれば
日本のお家芸の車作りも大きく舵を切るべきだろう。
製品が国境を越える以上 政府による補助政策は
正しいとは言えない。
補助政策がなくなった時点の弱体化を真剣に考えるべきだ。